先週末、軽井沢に行ってきました。
一年に一度開催される建築ワークショップに参加。
脇田和アトリエ山荘を見学しました。
(夏に一度訪れて、中を見てみたいと思っていたので
楽しみに!)
脇田美術館に隣接するアトリエ山荘は
友人である吉村順三の設計によるもの。
こぶしの木を囲むように、細長い、くの字の建物。
一部がピロティになっています。(これが素敵)

山荘はこぢんまりとした広さなので
何組かに分かれて、順番に案内されました。
待ち時間は中庭でワインやミネストローネ
チーズなどをつまみながら、のんびりと。
(あいにくの天気だったので、凍えながら。笑)

小一時間待って、中へ。
細長い間取りの手前がリビングダイニング。
そして奥がアトリエ。
天井勾配が複雑でさすがーという印象でした。
造り付けのベンチや家具もいちいち素敵!
(ただの真四角じゃないんです)


色彩計画は脇田和さんだそう。
ビビッドなパープルのカーペットを選ぶところが
アーティスト。

この棚いいな。仕切りにもなってる


アトリエ
12年前のまま保存されているそうです。
かわいらしい素朴なものが
所狭しと飾られていました。



あたたかな素敵なアトリエ
簡素で素朴な雰囲気が本当に好みでした。

ちょいとこぼれ話。
山荘見学の前に吉村順三とゆかりのある方々の
トークセッションがあったのですが
その中でハッとした話がありました。
吉村氏が弟子によく口にしていた言葉だそうで
「施主はわたしたちのつくった建物に住まわされるのだから
丁寧につくりなさい。
機能性がいいのは当たり前
cozy(心地いい)でなければならない」
住まわされるっていう概念はなかったけど
確かにそうかもしれない。
提案を信じて受け入れてくれる
クライアントのために
ひとつひとつ丁寧に仕事しないといけませんね。
あらためて気持ちが引き締まりました。
::::
帰り道、丸山珈琲に寄り道。

小布施栗のケーキと秋限定のコーヒー
ケーキ皿かわいい。